2014年10月10日金曜日

APFSボランティア参加に関する感想(三輪さん)

こんにちは。APFSボランティアの三輪と申します。
私はAPFSのボランティアに参加させて頂いてから半年程経過し、
今回初めてのブログ投稿となります。

外国人の親を持つ私にとってAPFSの活動理念は大変興味深いもので、
その精力的な支援活動の一環に多く携わることが出来、在日外国人の方々の一助となれれば幸いと感じてボランティアを開始しました。
とりわけ私が所属している大学のゼミにおいて、「移民政策」に関しても学んでいる最中である為
APFSが掲げる理念に非常に共感しております。

つい先日、テレビ番組においてスラジュさん事件の特集を目にしました。
私の記憶が正しければ、今回の報道が初めて世間で反響を呼んだものであったと思います。
しかしながら同時に今回の報道に衝撃を受け、全くこの問題を認識していない日本人の多さが
露呈したのではないでしょうか。
かつての私は日本人として何一つ不自由なく過ごしている日本の社会の片隅で、
こういった種の問題が日の目を浴びず、未だ多くの深刻な障壁が存在しているとは
全く認識すらしておりませんでした。
同様にAPFSに参加後、大学の友人と接触するうち、
現代の同世代の人々は海外志向が強いだけでなく、
異文化交流の場を進んで求めている人が多いように感じるのになかなか
知る機会が設けられていないのも何だかもどかしく感じています。


多文化共生は将来人口減少と言った危機的状況に晒される我が国において
避けては通れない永遠の課題であると考えています。
そんな中、未来を担っていく私たちが早い段階からこの問題に着目し、
解決策を見出す為に何らかのアクションを進めて行くべきだと考えます。
まずは多様な文化的背景を持つ外国人の方々と接する機会を増やすことで
多文化共生のための第一歩が踏み出せることと思います。

私自身も今後、APFSで開催される、ワークショップにおいて、外国人の方々の生の声を
聞く貴重な場へ参加して、更に理解を深めるとともに、多くの方々にこの問題について
認知して頂きたいと考えております。