2014年3月28日金曜日

スラジュさん事件国賠 控訴するな署名提出


 本日、スラジュさんの奥様とAPFSスタッフで、スラジュさん事件国賠訴訟「控訴するな運動」署名1354筆を、法務省に提出してきました(写真は提出の様子)。
 
 
 当初、法務省との交渉の場を持ち、申し入れとともに署名を提出する予定でしたが、法務省側は係争中ということを盾に、あくまでも当事者(スラジュさんのご遺族、支援団体含む)が来るならば法務省は対応できない、というかたくなな態度を固持しました。結局、本日は法務省のロビーにおいて署名提出と要望書を職員に提出するにとどまりました。たとえ係争中であっても、ご遺族に対しロビーでの対応のみというのはあまりにひどいのではないかと抗議を入れました。
 スラジュさんの奥様とAPFSの連名で本日提出した要望書の内容は以下3点、①遺族に対し正式な謝罪を求める、②司法の判断を受け入れ控訴しない ③送還の状況が改善されるまで忌避者への国費送還を停止する。 です。

 今回のご署名にご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。多くの皆さんが草の根で動いてくださり、署名を集めてくださいました。




 本日はまた、かねてからこの事件にご関心をお持ちいただいていた民主党「多文化共生議員連盟」が、スラジュさん国賠訴訟について控訴をしないよう法務省において要請行動をしてくださいました。本日の要請行動には中川正春議員、石橋通宏議員、神本美恵子議員、徳永エリ議員が同席したとのことです。こちらも控訴阻止への大きな力になったかと思います。



 

2014年3月22日土曜日

スラジュさんが亡くなって4年・・

4年前の今日、3月22日にスラジュさんが亡くなりました。

皆さんご存知の通り、今月19日にはスラジュさんに対する入管職員の行為の「違法性」、
その行為とスラジュさんの死の因果関係が認められ、一定の意味のある判決が言い渡
されました。でも、当然ですがスラジュさんが帰ってくることはなく、その喪失感を今日は
特に奥様は感じていることと思います。下の写真は代々木上原の東京モスクの写真です。
奥様がメールで送ってきてくれました。毎年この日にモスクに行き、彼を思って過ごすそう
です。皆様もほんの一瞬でもスラジュさんのことを思いだしてほしい・・との奥様からの
メッセージです。


今日は、スラジュさんの命日ということもあり、国に控訴をしないよう求める署名行動を
高田馬場駅前で行いました。いつも傍聴してくださってる方々のご協力も頂きました。

2014年3月20日木曜日

「民主党 法務合同会議」においてスラジュ事件について説明しました

2014年3月20日、参議院議員会館で開催された「民主党 法務合同会議」にて、「スラジュ事件」について説明をしました。

3月19日に東京地裁より「スラジュ事件国家賠償請求訴訟」の判決が出たことを受けて、急きょ上記会議にて説明をすることになりました。

会議には、法務大臣を経験されている江田五月参議院議員、小川敏夫参議院議員をはじめとして、民主党より法務委員を務めている議員の出席がありました。

APFSからは、事件の概要を説明した後、本事件について国へ問い合わせをして欲しい旨を伝え、国に控訴をしないよう議員からも求めて欲しい旨を要望しました。

出席議員からは、「原告は十分に自制的であるのだから、国は控訴するべきではない」「ひどい事件だ」といった声が聞かれました。

また、送還時のビデオ撮影が途中で止められていることが問題視され、ビデオの停止が法務省の内規上問題がないのかを確認していただけることになりました。

APFSではより多くの皆さまに事件について関心を持っていただけるよう、呼びかけを続けていきます。

2014年3月18日火曜日

スラジュ事件国賠訴訟 明日判決です!

いよいよ明日、スラジュさん事件国賠訴訟の地裁判決です。
10時半~ 東京地裁103法廷にて 言い渡されます。
通常、判決は5分程度で終わってしまいますが、明日は30分程度確保され、裁判長から
主文と、その判断の説明があると聞いております。
皆様の傍聴協力、よろしくお願いいたします!

本日は、判決を前に弁護団による記者向けの事前レクチャーを司法記者クラブで行いました。
(写真はその様子)20名近くのメディアの方が集まりました。
明日は、判決を終えて11時半より同記者クラブで記者会見を行います。
 


スラジュさんが亡くなってから約4年、ご遺族、弁護団、支援者の皆さんが一緒になって闘って
まいりました。必ず良い判決が出ると信じています。