2016年4月18日月曜日

カレーフェスティバル&バングラデシュボイシャキメラ2016 のご報告


去る、417日(日)に東京・池袋西口公園にて「第17回カレーフェスティバル&バングラデシュボイシャキ メラ(バングラデシュのお正月祭り)2016」が開催されました。当日の午前中は雨だったものの、15ブースものバングラデッシュカレーやその他多数のバングラデッシュの伝統衣装などを取り扱うお店が出店され賑わいを見せました。
  
また、会場中央に設置されたステージでは新年を祝う歌やダンスも披露されました。APFSは無料の外国人相談のブースを設置しました。ブースではビザ、進学、就職など生活全般に関わる相談を受け付け、結果多数の方々にご利用頂く事が出来ました。これには私、五十嵐を含めた他2名のボランティアの方々も相談者の呼びこみ係として参加しました。普段の生活であまり接点の無いバングラデシュの人々とお話出来る機会に恵まれ、彼らの明るさや真摯さ、また日本語の流暢さに多々驚きました。しかしながら、相談を聞く中でより一層の支援の必要さを痛感したのも事実です。一人一人の力は小さいですが、それが集まれば大きな力になるはずです。もし、今年来られなかった方は来年是非このお祭りに参加してみて下さい。きっと世界が広がると思います。

2016年3月26日土曜日

スラジュさん事件から6年

3月22日はスラジュさんの命日でした。あの事件から6年です。

以下、スラジュさんの奥様から命日にメッセージ頂きました。
 
皆様こんにちは、スラジュの妻です。
これまでスラジュ事件にご関心ご支援を下さりありがとうございます。
夫の無念の死から早いもので6年が経ちました。
皆様の温かいご支援でこれまでの道のりを乗り越えられてきた事と、沢山の ご支援者様のおかげで これからも裁判を続ける事ができるようになった事を夫に 報告致しました。
そして 夫の魂が永遠に安らかであるようイマームさん( 牧師さんに近い) にモスクでお祈りしていただきました。
戦いの道のりは長く続くかもしれませんが、皆さまどうぞスラジュ事件をこれからも見守り続け下さいますようお願い申し上げます。
 
スラジュ妻
(写真は、モスク(上)とスラジュさんがよくギターの練習をしていた公園(下))
 
 
 
現在、最高裁での審議に向け、弁護団の先生方がご準備されています。
引き続き、この事件にご関心お持ちいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

2016年2月6日土曜日

スラジュさん事件国賠訴訟 上告しました

上告の期限である2月1日、スラジュさんのお母様のお名前で、
賠償額を減額して(一審でお母様に認容された250万円ほど)、
控訴審判決に不服有りということで上告いたしました。
 
この事件にご関心お持ちいただいている皆様にスラジュさんの
奥様からメッセージを以下に転載いたします。
 
「 スラジュ事件のご支援の皆様
 
いつもご支援ありがとうございます。
スラジュの妻です。
皆様のおかげで遺族を代表してお母さんの名前で
上告する事ができ裁判を続けることができます。
本当にありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
 
スラジュ妻 」

今度は最高裁で審議が行われます。
今後も引き続きご関心をお持ちいただきますよう、
どうぞよろしくお願いいたします。

2016年1月20日水曜日

スラジュさん事件国賠訴訟 控訴審判決②

前回は控訴審判決内容を報告いたしました。判決後の
様子も報告いたします。

判決後は司法記者クラブにて、記者会見を行いました
(写真上)。多くのメディア各社が出席しました。奥様
からの言葉を求める記者も多く、奥様はそのつど言葉を
詰まらせているご様子でした。その後の報告会は裁判
から1時間以上もたっていたのに、たくさんの傍聴者・
支援者の方が残ってくださりご参加くださいました(写真下)。
弁護団の児玉弁護士からは国と争うことの難しさを
お話になりました。最後に奥様からは、「決して受け入れ
られる判決ではなく、頭でまだ理解できない状況です」と
話されました。

今後については、これから奥様、弁護団とともにどうするか
決める予定です。

裁判にはお金がかかります。今後を考える上でもお金が
ネックになるのは悔しい話です。皆様からのご寄付協力を、
どうぞよろしくお願いいたします。
 
*ゆうちょ銀行の払込票でご寄付頂けます。その際は通信欄に
必ず「スラジュ基金」とお書きください。
加入者:APFS
口座番号:00130-6-485104
(今回の報告会では合計24,610円のご寄付を頂きました。
ありがとうございます。)

2016年1月18日月曜日

スラジュさん事件国賠訴訟 控訴審判決

2016年1月18日、東京高裁825法廷でスラジュさん国賠訴訟の控訴審判決がありました。傍聴券が交付され、傍聴席は満席となりました。

裁判長から、原判決の取り消し、第一審原告らの請求を棄却する旨の言い渡しがありました。

判断の理由として以下の点が読み上げられました。

死亡の経過としては、原告側が問題としてきた前屈体勢になる前にスラジュさんはすでに意識を喪失していた。
死因については、窒息の顕著な所見はなく、反対にCTAVNはスラジュさんの心臓でかなりの大きさとなっており、相当の障がいを与えていたはず。6人の医師(被告側依頼した医師ら)の言う通り、CTAVNによる致死性の不整脈が死因である。
国賠法上の違法性に関しては、警備官の行った制圧行為は相当性のある行為であり、たとえ制圧のストレスがCTAVNの症状を誘発させたとしても警備官は予見できなかった。そのため、制圧行為に違法性はない。
救護義務違反については、CTAVNでの死亡はAEDなどでは救命できないため、警備官が救護義務を怠ったとしても、スラジュさんの死亡との間に因果関係はない。

以上のように、地裁判決で勝ち取ったものはすべてひっくり返され、国側がお金に糸目をつけず依頼した、名だたる医師たち(CTAVNの病名すら正確に覚えていない医師もいました)の書面を証拠に、スラジュさんは警備官が制圧行為をする前に、CTAVNというあまり例のない病気によって死んでいた。そのような病気は警備官が予見できるわけもなく、また救命も難しいから、警備官に落ち度はないという判断をしました。

閉廷した後も、「このような判決を聞きに来たわけではない」、「そんな判決があるのか」、「人間の出す判決か」、そうした声が傍聴席から出ました。

今日は取り急ぎ、判決内容を簡単に報告いたしました。

 

2016年1月8日金曜日

スラジュさん国賠訴訟控訴審判決が傍聴券交付になりました!

スラジュさん国賠訴訟控訴審判決が傍聴券交付になりました。


いつもスラジュ事件にご関心をお持ち頂き、ありがとうございます。いよいよ、1月18日(月)に、控訴審判決となります。皆様の傍聴協力を、どうぞよろしくお願い致します。


この度、控訴審判決が傍聴券交付となりました。当日、14時40分までに東京高裁正面玄関2番交付所に来た方を対象に、抽選を行います。ご注意ください。

なお、裁判後、報告会を行います。


スラジュ事件国賠訴訟 控訴審判決

日時:1月18日(月)15:00~
場所:東京高裁 825法廷


2015年11月18日水曜日

スラジュさん国賠控訴審 結審

本日10時、東京高裁852法廷でスラジュさん事件国家賠償請求訴訟控訴審が結審しました。
原告側代理人からは弁護団を代表して児玉晃一弁護士が、そして原告を代表してスラジュさんの奥様が最後の訴えをしました。

児玉弁護士からは
最後に本質的なところを確認したい。スラジュさんは尊厳のある人間として扱われてなかった。これまで証拠保全で出てきたスラジュさんの送還ビデオや入管の事件再現写真を見て、入管職員がスラジュさんに対してひどい扱いをしたことは分かっている。それなのに誰一人罰せられていない。このような不正義が許されていいのか。高裁でも正義を実現した判決をお願いしたい、と述べられました。

スラジュさんの奥様は、「私の夫を帰してください」の一声に始まり、帰せないのなら法務省は正式な謝罪そして反省を、と声を震わせながら陳述しました。今でも毎日苦しんでいる。夫が死んだ真実を知りたい。事件当時入管職員は何をすべきだったのか、法務省は今後何をすべきなのか、真摯に検証し、入管職員も法務省も変わってほしい、と声を詰まらせながらお話になりました。

被告側からの訴えはなく、これで結審となりました。

次回判決は、2016年1月18日15時~ 東京高裁825法廷です。
2011年8月5日に国家賠償請求訴訟を提訴し、4年以上が経過しました。この間、スラジュさんの奥様は身を削りながら裁判に向かいました。また、弁護団の先生方も手弁当で裁判に臨んでいただきました。そして多くの傍聴者の皆さん、支援者の皆さんの協力があり、ここまで来ることができました。ぜひ、判決当日は皆さんの耳で、判決を聞いてください。傍聴にお越しいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。