2014年1月25日土曜日

ボランティアの感想(谷口さん)

はじめまして。2013年の7月よりボランティアとしてAPFSの活動に携わっている谷口と申します。APFSの存在を知ったのは、2011年6月に、大学の授業の一環で事務所を訪れたことがきっかけでした。そのとき、APFSの活動に参加していらっしゃる、あるバングラデシュ人男性の話を聞き、日本人以上に日本のことを考えてくれているのではないかと思うほど熱心に話してくださる様子に心を打たれたのを今でも覚えています。

私たち日本人は、「外国人」という存在にどのように向き合っているのでしょうか。 APFSでの活動、そして国内で外国人「問題」として扱われる物事を通して、どうしても「他者」としての見方が強いのではないかと 感じています。

しかし「外国人」は決して一枚岩ではありません。APFSの事務所に来られる方々も非常に多様です。私は、「外国人に厳しい」と言われるこの国で実際に悩みを抱える人々の様子を見て刺激を受けるとともに、現在語られる「多文化共生」とは一体何なのだろうと日々考えさせられています。
マジョリティとして日本に生きる我々「日本人」が、彼らとどのように向き合い、本当の意味での「共生」が可能になるのか、こちらの団体での活動を通して今後も考えていきたいと思います。