2014年10月21日火曜日

【あと10日】「趣旨採択」まであと一歩

こんにちは。APFS加藤丈太郎です。
誰もが「希望」を持てる社会へ―地方議会への陳情プロジェクトも
いよいよ終盤に差し掛かってきました。

本日は荒川区議会 福祉・区民生活委員会において、「長期在留する非正規滞在外国人住民を正規化し、誰もが希望の持てる社会を築くことを求める陳情」の審査が行なわれました。私も朝から傍聴に行ってきました。

委員長を除く7名の委員中、
「趣旨採択」(※)とすべきが3名(公明党、日本共産党、民主党・市民の会)、
「不採択」(自由民主党、あらかわ正論の会)という結果でした。
よって、委員会としては「不採択」という結論になりました。

しかし、これは今後に「希望」を持てる結果です。
なぜなら、荒川区議会の会派の構成を見ると、本会議で逆転できる(即ち過半数が「趣旨採択」となる)可能性が残されているからです。
「不採択」が続いていた中、一筋の「希望」が見えてきました。
議員への働きかけを継続し、本会議で「趣
旨採択」となるよう頑張っていきます。

また、陳情への質疑応答の中で、興味深いデータも出てきました。
2012年7月9日に改定入管法が施行された際に、
外国人登録が廃止され、外国人も住民基本台帳に統合されました。
その際、非正規滞在外国人住民は住民基本台帳には移行されませんでした。
506名の方が移行されていないという事実が判明しました。
これは陳情をしなければ、決して光の当たらなかった事実であると言えます。

各議員からは、非正規滞在外国人を一括りに正規化するのは難しいという意見が多く出されました。
しかし、以下のような意見も出されました。

・親の都合で連れて来られた子どもには罪がない
・日本で子どもが義務教育を受けることに差別があってはならない
・難民申請中の方、DVにより一時保護されている方など、人道上配慮が必要な方もいる

非正規滞在外国人住民が抱える問題を地域住民に知ってもらう第一歩として、
陳情は大いに有効であると実感しています。

陳情の趣旨説明、議員への働きかけは今後も続きます。非正規滞在外国人住民を含む誰もが「希望」を持てる社会の実現のため頑張っていきます。

どうか皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。
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【プロジェクト終了まで あと10日】【目標金額達成まで あと18,000円】 
誰もが「希望」を持てる社会へ―地方議会への陳情プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/livingtogether