2014年9月11日木曜日

松戸市議会総務財務常任委員会に陳情の趣旨を説明しました

こんにちは。加藤丈太郎です。

地方議会への一斉陳情後、陳情の趣旨説明が始まっています。今日は特に活発に議論が行われた事案をご紹介します。

2014年9月11日(木)松戸市議会総務財務常任委員会で「長期在留する非正規滞在外国人住民を正規化し、誰もが希望の持てる社会を築くための意見書提 出を求める陳情」について趣旨説明を行いました。私に加え、松戸市内に居住している5名の当事者が傍聴者として参加しました。

陳情の審査について少し説明をします。陳情は委員会に付託(議案の審査を本会議の議決に先だって他の機関に委ねること)され、委員会で採択/不採択が決まります。その後、本会議で委員会での採択/不採択について議決をします。

私からは、非正規滞在外国人住民が現に松戸市に存在すること、松戸市にお住まいの日本人住民からも支援をいただいていること、なぜ非正規滞在外国人住民が生まれるのかのメカニズムについて説明をさせていただきました。

私からの説明後、委員からは「もっと、在留特別許可について弾力的な運用が必要なのではないか」「国民健康保険、就学等の市民サービスは非正規滞在の状態 であっても、現に市に住んでいるのであれば受けられるようにすべきではないか」「自分の子どもがオーバーステイの子どもと友達だったが、ある日突然その子 が強制送還された。どうしてその子がいなくなったのかをどう子どもに説明すればよいか悩んだ経験がある」と言った声が聞かれました。

ただ、「正規化」を求めるという陳情の趣旨は採択しかねるという結論になりました。文言をより慎重に検討して、また再度陳情を出したいと当事者たちと話しました。

まずは地方議員に問題を知っていただくことが何よりも重要です。陳情は問題を知らせる大変有効なツールであると実感をしています。一般に陳情が採択されるのはとても難しいそうです。しかし、可能性を信じて、趣旨を説明し続けたいと思います。

陳情の趣旨説明はまだまだ続きます。
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誰もが「希望」を持てる社会へ―地方議会への陳情プロジェクト
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