2012年6月9日土曜日

お茶の水女子大学の皆さんがお越しになりました



お茶の水女子大学の皆さん(17名、引率 熊谷圭知教授)がAPFS事務所を訪問してくださいました。

まず、代表理事の加藤から、APFSを皆さんに紹介しました。続いて、非正規滞在者の統計について、国籍別・在留資格別などの観点から説明をしました。なぜ、アジア諸国から日本への出稼ぎが生まれたのか、日本国家はそれをどのように受け止められているのかなど、日本の外国人政策についても簡単に解説をしました。最後に、APFSが主体的に関わってきた、在留特別許可を求める運動についても説明をしました。

また、ゲストスピーカーのフィリピン出身のGさんが、自分の現在の状況を説明してくださいました。現在、在留資格がなくなってしまって、色々大変な問題を抱えています。感情を込めて一生懸命お話しをしていたので、学生の皆さんも感動していたように見えました。在留資格がないがゆえに、送還の可能性と常に隣り合わせにあります。高校生の息子が日本で一人暮らすことになってしまう状況に直面する可能性もあります。
学生の皆さんは共感的に話を聞いてくださいました。外国人住民が日本でどのような問題を抱えるのかを具体的に理解していただけたと思います。

終了間際には、学生の皆さんから質問を受けました。クリティカルな、問題の根源を問うような良い質問を沢山出していただきました。

当団体の活動に対して、多くの方に関心を持ってもらうことが大切です。
今後も同様の機会を設けることができればと願っています。