2010年6月28日月曜日

研修会に参加して「IOMの人身取引被害者支援について」

ボランティアの山根です

6月26日(土曜)の研修会「IOMの人身取引被害者支援について」に参加して、
国際移住期間(IOM)駐日事務所、人身取引対策コーディネーターの方からお話を伺いました。
正直、研修会に参加するまで、人身取引というのは他国で行われている犯罪であると思っていて、日本での現状をまったく知りませんでした。

実際のケースで、
偽装結婚をさせられ、マニラから強制的に日本に連れて来られスナックで働かされていたフィリピン人女性20代の話や
本人の知らない間に他人の偽造パスポートでの日本入国を余儀なくされて、売春の仕事をさせられていたタイ女性20代の話 などを伺い、
多くの人身取引の被害者が今でも日本で苦しんでいて、支援を待っていること、

そして人身取引の目的は性的搾取のみに限らず、労働搾取(子供や男性)も含まれることを知りました。

しかし、アメリカやヨーロッパなどと比べると日本では認知度が低く支援の手が行き届いていないのが現状で、日本政府の取り組みや民間シェルターなどの保護施設(特に男性)も不足しているそうです。

私は、支援のお手伝いとして今回学んだことを身近な人に伝えることから始めようと思いました。
また研修会に参加したいです。 ありがとうございました。