A.P.F.S.では社会人・学生など様々なバックグラウンドの方がボランティア
として活躍しています。
ボランティアとして活動してみての感想を、池田さんに寄せてもらいました。
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2010年の11月からボランティアをさせていただいている池田です。
私がボランティアを始めたきっかけは、大学生の頃に在日外国人について研究をしていたことによります。大学3年の夏に、知り合いの紹介で地元愛知県豊田市のNPOにお邪魔したときに、その地域に多くのブラジル人が住んでいることを知りとても驚きました。その経験から、日本にはどのくらい外国人が住んでいるのか、なぜ日本にいるのかということに興味をもち始め、大学で勉強をしていました。また、学生時代は外国人留学生のチューターや地域の日本語教室のボランティアをさせていただいており、日本に住んでいる外国人と関わる機会が多かったため、卒業した後も在日外国人に関わることが何か出来ないか探していたところ、A.P.F.S.を見つけ、ボランティアを始めることにしました。
今は毎週一回、日本語で書類をまとめたり、日本語の書類を英訳したりしています。相談者の方と一緒に弁護士事務所に行ってお話を伺ったりもしました。在留特別許可に関する書類が多く、最初は意味がわからない言葉が多かったのですが徐々に分かるようになって来て、相談者がどういう状況にいるのかが分かるようになってきました。
ボランティアを始めて約半年が経ちましたが、いつも考えさせられることが多いです。人が国を越えて他の国で生活することはそんなに簡単なことではないんだと実感できました。また、ボランティアをして初めて知ったことが多く、私と同じように多くの日本人が外国人の問題について知らないと思うと、ボランティアとして多くの人に外国人の現状を知って欲しいと思うようになりました。私が出来ることはそんなに多くないとは思いますが、自分が出来ることを頑張りたいと思います。