2010年7月17日土曜日

人材育成講座「実践・難民支援」に参加して

はじめまして、ボランティアの神野です。

今回、7月17日に開催された研修会、「実践・難民支援」に参加させていただきました。

今回の講師は難民支援協会の小池克憲さん。非常に明快に分かりやすく説明していただきました。

今回の研修会はケーススタディーから始まりました。小池さんが三つの実際にあったケースを紹介し、参加者が難民として認定される可能性のあるケースを検証します。

その後、小池さんが三つのケースを引き合いに出しながら現在の難民に関する国際法、国内法の状況、そこからさらに実務的な内容へとだんだん深い内容の説明をしていき、一通りの説明の後もう一度ケーススタディーの例を検証するという形でした。

実際の内容では、難民法の難民の定義の曖昧さによる限界、また限界がある中でも追放、及び送還が明確に禁止されていること、難民認定手続きの実際の申請用紙を使っての説明、日本における空港での難民申請が異常に少ないことからの空港での難民申請に対する手続きへの懸念、など複雑な内容を非常に分かりやすく説明していただき、興味を持ちました。

講義の後の質問では参加者が我も我もと質問をし、時間いっぱいまで小池さんには説明をしていただきました。

今回の研修では、難民支援に関する知識が全くなかった僕でも十分に理解することが出来ました。
また講義の内容も興味を引き立てる内容が多く、より深い内容を勉強したいとも思いました。今後もこの研修で終わらずに勉強を続けていきたいと思います。
今回は、実際に難民支援に携わっている方の話を聞くことが出来、非常に貴重な経験をする事が出来ました。ありがとうございました。