2010年10月27日水曜日

スラジュさん事件その後

スラジュさんの送還中死亡事件から早いもので7ヶ月が経ちました。
現在の状況を簡単にご報告いたします。

現在、警察が未だに捜査中で、送致されていない状況は変わっていません。遺族であるスラジュさんの奥さまは国家賠償請求訴訟を起こす準備を弁護団と共に行っています。具体的には入管が今回の送還時に撮っていたはずのビデオ等の保全(改ざんなどされないように)の申立を行っています。
またガーナ大使館からの情報では、先月ガーナ大統領が来日した際、菅首相とこの件についてお話し、菅首相は早く捜査結果を出すようにしますと言ったとのことです。この来日の際に奥さまも直接会って大統領に気持ちを伝えたかったのですが、機会が作れませんでした。そのため、奥さまは大統領に手紙を書き、大使館経由でこの手紙を大統領に読んでもらう予定です。

スラジュさんの事件は日本のメディアでは残念ながらそれほど取り上げられていないのが現状です。海外メディアは、継続的に現状確認ということでAPFSに連絡をとり、引き続き関心を持って頂いている状況とは対照的です。このブログを読んでる皆さんもこの事件に関心を持ち続けていただきたいと思います。(この事件の詳細はスラジュでラベリングしてますので過去の投稿をぜひご覧下さい)

2010年10月6日水曜日

「親子で学ぶ日本語/母語教室」開講しました!

こんにちは、ボランティアの山根です。

10月3日(日)13:30~15:30に、第一回目の「親子で学ぶ日本語/母語教室」がありました。
本事業はフィリピン人の親子を対象としています。

フィリピン人のお母さん達は日本語を、子ども達はタガログ語を勉強しました。
私は、日本語教室の方にボランティアで参加させて頂きました。

当日、日本語教室の方では、フィリピンと日本の小学校について、みんなで意見を出し合い勉強しました。フィリピンでは、Teacher’s day があり、日本と違い先生方を尊敬する日があるとおっしゃっていたのが私は印象的でした。そして授業は全て英語で行い、母国語の授業をするときだけタガログ語でするそうです。運動会などは日本と変わらずあるそうですが、フィリピンでは給食がないそうです。

お母さん方は皆さんとても意欲的で明るく、積極的に会話に参加していたり、ひらがなを練習して書いていたり、そしてフィリピンの学校のことをいろいろ教えてくれたり、ボランティアとして参加していた私の方がとても勉強になり、楽しい一日になりました。ありがとうございました。