2013年5月17日金曜日

ボランティアの感想(朴志修さん)


はじめまして。4月末からAPFSの活動を始めました朴志修と申します。今日で2回目の活動になりました! 

私は去年3月、大学への進学のために来日しました。それまで、韓国でずっと日本語の勉強をしていましたので、自分なりに自信を持っていました。ところが、実際日本に来てみたら、予想のついてなかったハードルが多かったです。お部屋を借りるときには外国人かつ未成年であることで、気に入った部屋があっても契約できなかったり、アルバイト先を探していた時には、外国人だからと言って面接設けられず断れたりしました。また、実際生活で使われている日本語の表現の中には、韓国では学んだことがないものも多く、言語の壁も感じたりして、日本での生活に適応するに苦労をしました。私の友達の中には、このようなことに疲れてしまい、帰国をしてしまった子も何人か出てきてしまいました。

上記の自分の経験から、私のような外国人が日本で良く適応できるように助けてあげたいと思うようになりました。そして、これから外国人労働者が、「外国」という新しい環境で良く適応し、自分の能力を十分発揮でき、企業も労働者も更には受け入れ国と送った国の間で友好関係が形成できるような政策について研究したいという夢を持つようになりました。 

私は幸いにも、優しい友達と周りの様々な方から助けて頂いて、日本の生活に適応することができ、今は日本での留学生活を精一杯楽しんでいます。しかし、周りにも他の所にも未だ日本という新しい環境に適応するための手助けを必要としている外国人の方々が多いと思います。 

そのため、政策で彼らを助ける研究を始める前に、現在自分にできることからやっていきたいと思いました。身近なところで、政策が実際外国人労働者にどのように動いていて、どのような問題が起こり得るのかを分かりたかったです。それでAPFSへのボランティア活動を始め、月曜日には「スラジュさん事件国賠訴訟第9回期日」の傍聴に行ってきました。傍聴に先立ち、自分で調べてみて、在留特別許可に関することなどが色々勉強になりました。

私がやっている活動は国家の次元で支援をすることでもなく、弁護人のように法律的な援助をすることでもありません。ただ、私は現在私が出来る範囲以内で、助けたいという心を込めて活動をしているだけです。まだ、分からないことも多く、自分の夢への道は漠然で先が長いです。ですが、これから少しずつ体験を積み、将来外国人労働者の方々に実質的に役立つ政策の研究の糧にしていきたいです。