2012年10月22日月曜日

スラジュ国賠第6回の内容 弁護団の先生から

先日行われたスラジュ事件国賠第6回の内容ですが、弁護団の児玉先生のほうから、以下概要が伝えられました。

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 前回、裁判所が千葉地検から取り寄せた証拠以外に、私たちの方でも検察庁に記録の開示を求めていました。

  しかし、コピーを取ろうとしたら、裁判所に出したのと同じ、と言われたので、いや、犯罪被害者の遺族にはもっと広い範囲で開示されるという法務省通達がある、と指摘しました。

  検事はそれで間違いに気付いて、改めて検討すると言い、その後はプライバシーにかかわる事項のマスキングをして、結局昨日には間に合いませんでした。

  来週には手に入る予定なので、それを踏まえてこちらがどういう証拠を出すのか、主張をするのか検討することになりました。

  ということで期日は空転させてしまったのですが、たくさん傍聴人がいらっしゃる影響か、裁判長の対応は非常に丁寧で、こちらが驚くほどでした。

  前回出てきた、スラジュさんが病死だ、という鑑定書についても、裁判長は「裁判所も見ましたが、あれ、入管職員がどういう行為を取ったのかというのは前提にしていないみたいですね。」と言っていて、あまり重きを置いていないようなので安心しました。

  次回はもうすこし実のある期日になるのではないかと思います。
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次回期日(11月19日16時~705法廷)の傍聴協力、よろしくお願いします!