2010年4月12日月曜日

スラジュさんデモ&申し入れ行動

本日午前中は、送還時に死亡したスラジュさん事件の真相究明のためのデモに参加。

午後は、担当の弁護士・スラジュさんの妻・APFSスタッフ2名で、この事件を捜査している成田空港警察署を管轄する千葉県警及び千葉地検に、適正な捜査を要請する申し入れ行動を行ないました。

千葉県警では捜査一課の警視が対応しました。内容は以下の通り。

・今件は現在、空港警察署にて千葉県警及び千葉地検との連携・指導の下に捜査を継続している。なんらかの罪名で送致する予定。
・関わった入国管理局職員10名程度の取り調べは現在も行なっている。
・送還の様子を撮ったビデオは存在する。現在それを解析している。
・遺体(スラジュさん)の詳しい検査は継続中。血液や臓器などを調べている。

千葉地検では、公判事件担当の統括他二名の方が対応しましたが、担当する検事がいない&送検前なので詳細は掴んでないということでしたので、申入書を手渡しする程度に終わりました。

その後は記者会見を行い、メディアの方々に今ケースと今日の行動について説明しました。

この事件について本当に憤りを感じるのは、ご遺族(スラジュさんの奥様)に対して、事件に関し積極的な説明がどこからもないこと。今回のような申し入れ行動を行なわなければ、捜査がどうなっているのか奥様の耳にはほとんど入ってきません。奥様はそれでなくともずっと連れ添った夫を失った悲しみで一杯なのに、こうした行動に参加してこちらから聞きに行かねばならない現状はどう考えても納得できません。特に今ケースは入国管理局職員が起こした事件であり、それを同じ公務員である警察が適正な捜査、送検を行なってくれるのか・・・奥様は毎晩そうしたことを心配しほとんど眠れないとこぼしていました。